300字SS ダッシュ・ダッシュ
大きな水音と共に泥が跳ねた。水溜まりがあったらしい。しかし構わず疾走を続けた。 目標との距離は殆ど変わっていない。「無駄だ。追い付けないよ」 前方から声が飛んでくる。 追い付けないのではなく、引き離されていないのだ、と自分に言い聞かせる。よ...
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