異世界ファンタジー

小説

賞金首と懸賞金 前編

オイセルストが《沈黙の森》に居を構え、早数年。  来訪者を厭い、わざわざ魔物が多く潜む森の中に住んでいるというのに、どうしたことか自分を訪ねてくる者は絶えない。 「やれやれ。人気者も楽ではありませんね」
小説

冒険好きに贈る三十五の罠

世の中、時には奇妙とも思えるモノが流行ることがある。  まあ、たいては無害であるから、放っておいても問題なんかない。流行るだけ流行り、飽きられたら忘れられていく。そんなモノだ。  しかし、これを放っておいては、世間の迷惑というモノだろう。