掌は塵と消えて 掌は塵と消えて〈1〉 物の怪は人の体を食らい、心を食らい、魂を食らう。 物の怪は闇に潜み、闇に紛れ、闇から現れる。 人が知らぬ間、気付かぬ間に、物の怪はすぐそばまで忍び寄り、隙あらば人に襲いかかる。 物の怪退治屋となって十年ほど。一弥(いつや)が知る限り、物の怪... 2024.08.04 小説掌は塵と消えて短編