SF

小説

きみの健やかなる未来を願い、描く

定規で引いたようにまっすぐな道にはゴミ一つ落ちていない。ゴミが落ちていても、すぐさま清掃ロボットが現れてゴミを片付け、捨てた人物を特定して当局に通報する。 街路樹の葉っぱすらほとんど落ちていない。きれいに整備された公園には指定された植物だけ...
小説

ハネムーン・サラダ

西暦二〇××年、日本時間九月九日、午後八時三七分。 終業時間から二時間以上経過した室内に人の姿はなく、私がいる一画以外、照明も落とされている。機械の駆動音が低く静かに響いているのみだ。